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聖霊に聞き、聖霊に送り出され、聖霊に満たされる (使徒言行録13:1~12)

メッセージ

2012年4月15日富里キリスト教会
「聖霊に聞き、聖霊に送り出され、
聖霊に満たされる」
(使徒言行録13:1~12)

1.聖霊が告げる

当時、アンティオキアには、いろんな国から集まったクリスチャンが教会を形成していました。海外にあるセンターチャーチのような働きをした教会で、後に世界伝道の拠点ともなった教会です。13章1節に「アンティオキアでは、そこの教会にバルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キレネ人のルキオ、領主ヘロデと一緒に育ったマナエン、サウロなど、預言する者や教師たちがいた。」とあります。

これらの預言者、教師たちが一緒に断食をしながら主を礼拝していますと、聖霊様が彼らに告げました。「『さあ、バルナバとサウロをわたしのために選び出しなさい。わたしが前もって二人に決めておいた仕事に当たらせるために。』そこで、彼らは断食して祈り、二人の上に手を置いて出発させた。」(13:2~3)とあります。

彼らに聖霊が告げたのです。教会に御言葉を語り、教会を動かすのは聖霊様なのです。聖霊様が、出発点です。アンティオキア教会のリーダーである預言者(=説教者)や教師たちは、主に礼拝し断食している時に、聖霊が教会に対して語ったのです。ですから、教会では常に主への礼拝と祈りが大切です。アンティオキア教会は、この礼拝と祈り、しかも断食をしながら祈る祈りにおいて優れたものをもっていました。そこに聖霊様が説教の神の言葉を通して告げられたのです。教会はこの聖霊の語る御言葉、すなわち宣教の言葉に耳を傾けなければなりません。

礼拝堂の後ろに英語で何と書いてありますか。Hear the Spirit says to the churches(黙示録3:22)です。「御霊が諸教会に告げることを聞くがよい」という言葉です。簡単に略して、Hear the Spirit ! となっています。教会は、聖霊が語ることに耳を傾けなければなりません。今、聖霊様が全世界の諸教会に、宣教の言葉を通して語っておられます。

私も、この箇所を読みまして、自分の仕事は神様の仕事なんだということを改めて教えられました。時には投げ出したくなったり、辞めたくなったりした時もあります。でも、神様がこんな私をも選び定めて下さった尊い仕事です。しかも前もって、神様に決められている仕事です。公務員や会社員とは違う神の仕事だということを30年くらいやってやっと気づかされた次第です。

そういう意味で、牧師はもっともっと祈り深く、時には断食をしてでも聖霊なる神様の御声に耳を傾けて、真剣に聖霊様の語る言葉を聞きながら説教してゆくことを教えられました。そして、皆さん方も教会の預言者である牧師の宣教に耳を傾けて、祈りつつその御声に従って行く必要があるのではないでしょうか。そのためにも、この主日の礼拝、そして祈り会、教会学校、スモールグループでの御言葉が大切だということを改めて教えられた次第です。Hear the Spirit ! 聖霊様の語り告げる御言葉に聞く教会となりましょう。

2.聖霊によって送り出す

次に、「聖霊によって送り出す」という聖霊様の働きですが、聖霊は語るだけではなく、送り出す力をも与えて下さいます。伝道したり、証しをしたりする時に、分かっているけれどもできない、二の足を踏んでしまうということはありませんか。もしかしたら失敗するかもしれない、誰も来ないかもしれないという否定的な思いが強くなります。しり込みしてしまいます。ですから、伝道に出かけるにしても、行動を起こす第一歩の力が必要です。

アンティオキア教会では、バルナバとサウロを送り出すに当たり、断食をして祈り、二人の上に手を置いて出発させました。聖霊様は、語るだけではなく、上からの力も与えて下さいます。イエス様は、天に上られる時こう言いました。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリヤの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒言行録1:8)と。

これから何が待っているのか分かりません。旅の不安、生活の不安、経済上の不安などいろんなことに対しての心配があります。そうすると、止めようかという気持ちの方が強くなってきます。若い時には、若さでがむしゃらにどこでも出かけることができたと思いますが、年を取ってからでは健康上の不安もあります。

全ては聖霊様の自由な選びであり、召しであり、神様が備えておられた仕事をするために遣わされるのです。ですから、中途半端な気持ち、片手間の仕事ではないということです。むしろ、福音のために背負わなければならない十字架の道が予想されます。また実際、パウロは命がけで多くの危険に会いながら伝道しました。それなりの覚悟が必要だったのです。ですから、聖霊によって選び出され、聖霊によって遣わされない限り、主の仕事に当たることはできないのではないでしょうか。

3.聖霊に満たされる

サウロが名前をパウロに変え、ペテロ、バルナバの働きからパウロの働きへと移って行くきっかけとなった出来事が、13章にありました。それは、この島に駐留していたローマ総督セルギウス・パウルスという人物の入信でした。そして、そこには総督を支配しいていた魔術師エリマという偽預言者との戦いがありました。

6節から読んでみます。「島全体を巡ってパフォスまで行くと、ユダヤ人の魔術師で、バルイエスという一人の偽預言者に出会った。この男は、地方総督セルギウス・パウルスという賢明な人物と交際していた。総督はバルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞こうとした。魔術師エリマ<彼の名前は魔術師という意味である>は二人に対して、地方総督をこの信仰から遠ざけようとした。パウロと呼ばれていたサウロは、聖霊に満たされ、魔術師をにらみつけて、言った。『ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。』するとたちまち、魔術師は目がかすんできて、すっかり見えなくなり、歩き回りながら、誰か手を引いてくれる人を探した。総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った。」(13:6~12) 

この時、福音の前進を妨げようとする悪魔の力に対して、パウロは敢然と戦いました。魔術師エリマは、総督を福音から引き離そうといろんな妨害をしました。しかし、パウロから一喝されて、突然目が見えなくなってしまいました。この時のパウロの力はどこから来たのでしょうか。聖書には9節に、「サウロは、聖霊に満たされ、魔術師をにらみつけた」とあります。そして、エリマに対して「偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、正義の敵、主の道をゆがめる者」と激しい言葉を浴びせて、目を見えなくしてしまいました。

このように、神の御言葉は、人々に語り、宣教者を遣わしますが、さらに宣教者を通して力強く働かれるということです。ですから土着の宗教や神々、占い、魔術師と言った者に恐れる必要はありません。福音には力がり、聖霊様に満たされて語る時、悪魔の力は退きます。聖霊様に満たされ、聖霊様によって福音を語る時、福音を妨げようとする悪の力、闇の力に勝利するのです。それは、イエス・キリストが、すでに十字架の上で罪と死と悪魔に勝利して下さったからです。

この時、サウロは名前がパウロに変わりました。サウロは、ベニヤミン族出身のイスラエルの初代の王様の名前です。王のごとくに強くなろうと頑張ってきたサウロが、パウロ、ラテン語で「小さい」という名前に変わったのです。そうです。サウロは自分を小さな器に過ぎないと、主の前にへりくだった時に、神様から大きな力をいただきました。

自分をいと小さき者として神の前にへりくだる時に、聖霊の満たしをいただき聖霊に満たされ、聖霊の力によって悪魔と戦うことができるのです。聖霊の満たし、聖霊の充満は私達を小さい者、へりくだる者へと造り変えて下さるのです。そこに、聖霊様の大きな力が働くのではないでしょうか。悪魔はへりくだるクリスチャンを恐れます。小さくなればなるほど、そこに聖霊様の大きな力が働くからです。

この時、パウロは「聖霊に満たされて」、エリマをにらみつけました。聖霊に満たされることです。最後にエフェソ書の御言葉を読みたいと思います。「今は悪い時代なのです。だから、無分別なものとならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。むしろ、霊に満たされ、詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。」(エフェソ5:16~20)

聖霊に満たされて、いつも集まって賛美を捧げ、語り合い、祈りましょう。この主日礼拝で、祈祷会で、教会学校で、スモールグループで私たちが集まって賛美捧げ、祈り交わる時に聖霊の充満をいただきます。悪魔はその時逃げて行きます。人々を縛っていた魔術や呪いが福音の力によって解けます。悔い改めが起こります。すべてこれらのことは、聖霊様の働きによるものです。そして、主の前にへりくだって、いと小さき者、パウロとなって祈りましょう。「聖霊の告げる言葉に聞き」、「聖霊の力によって出かけ」、「聖霊に満たされて御言葉を語り合いましょう」。                   (岡田 久)

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